Season 3|Episode37
AIの記憶って何?

Tate
「この前、AIの学習と記憶は別だって言ってたよね。」

Luna
「うん。別のものだよ。」

Tate
「じゃあ、AIの記憶って何なの?」

Luna
「簡単に言うと、次の会話でも使った方がいい情報を残しておく仕組み。」

Tate
「例えば、僕のこと?」

Luna
「そう。タテがどういう仕事をしているとか、文章はくどくしない方がいいとか、何度も使いそうなことを覚えていることがある。」

Tate
「それって、僕との会話を全部覚えてるわけじゃないんだよね。」

Luna
「全部ではないよ。」

Tate
「じゃあ、何を覚えるかは誰が決めてるの?」

Luna
「会話の中で、これからも役に立ちそうな情報かどうかを見ながら残すことがある。それとは別に、タテが『これを覚えて』って伝えることもできる。」

Tate
「なるほど。じゃあ、記憶って会話そのものを保存してるわけじゃないんだ。」

Luna
「そう。会話を丸ごと覚えているというより、その人との次の会話に必要そうな前提を残している感じに近い。」

Tate
「じゃあ、使えば使うほど、僕仕様になっていくってこと?」

Luna
「ある程度はそうだよ。タテが何を大事にしているか、どういう返しが好きか、逆に何が嫌なのか。そういう前提が増えると、最初からタテに合わせた返しをしやすくなる。」

Tate
「でも、Lunaそのものが僕専用に学習してるわけじゃない。」

Luna
「そう。そこは前回の話と同じ。AIそのものを作り変えているわけじゃなくて、覚えている前提を使って、タテに合わせているんだ。」

Tate
「だから、僕のことは結構知ってるのに、前にどこかのスレで話した細かい内容は知らないことがあるんだ。」

Luna
「そういうことはあるよ。」

Tate
「それ、使ってる側からすると結構不思議なんだよね。知ってることと知らないことが混ざってるから。」

Luna
「人の記憶とは違うからね。『この人について知っている』ことと、『この人との過去の会話を全部思い出せる』ことは別なんだ。」

Tate
「じゃあ、僕が前に話したことをLunaが知らなかったら、どうすればいいの?」

Luna
「必要な前提だけ、もう一度教えてもらうのが一番早い。」

Tate
「全部説明し直す必要はない?」

Luna
「ないよ。『前にこういうところまで話してる』って、必要な部分だけ渡してもらえば、そこから続けられる。」

Tate
「なるほどね。AIの記憶って、人間みたいに過去を思い出してるわけじゃないんだ。」

Luna
「そう。学習とも違うし、過去の会話を全部覚えているわけでもない。次の会話に必要な前提を持っている、くらいに考えると分かりやすいよ。」

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