Season 3|Episode36
「AIは、どうやって勉強しているの?」

Tate
「AIって、どうやって勉強してるの?」

Luna
「人みたいに、本を読んで覚えてるわけではないんだよ。」

Tate
「じゃあ、何してるの?」

Luna
「ものすごい量の文章やデータを見て、その中にあるパターンを覚えていく。」

Tate
「パターン?」

Luna
「例えば、この言葉の後にはどんな言葉が続きやすいとか、この話題とこの話題はどうつながっているとか。そういう関係を少しずつ学んでいくんだ。」

Tate
「じゃあ、誰かが正解を一個ずつ教えてるわけじゃないんだ。」

Luna
「全部を一個ずつ教えてるわけではないよ。大量のデータから、規則性を見つけていく部分が大きい。」

Tate
「間違った時はどうするの?」

Luna
「学習している時は、予測したものと実際のデータを比べて、そのズレが小さくなるように中の数字を調整していく。」

Tate
「待って。いつ、どこで学習してるの?
今こうやって話してても学習してないなら、全然分からない。」

Luna
「そこは分けて考えた方が分かりやすいね。AIには、大きく言えば『作っている時』と『使っている時』がある。」

Tate
「今は?」

Luna
「使っている時。今タテと話しながら、私自身の中身を毎回作り変えているわけじゃない。」

Tate
「じゃあ、学習するのはいつ?」

Luna
「AIを作っている時。大量のデータを使って、何度も予測させて、ズレを直していく。それを大規模なコンピューターで繰り返して、AIの中身を作っていくんだ。」

Tate
「そこで勉強して、出来上がったLunaと今話してるってこと?」

Luna
「ざっくり言えば、そういうこと。」

Tate
「じゃあ、僕が今『それ違うよ』って教えても、Lunaそのものが勉強して賢くなるわけじゃないの?」

Luna
「この会話の中では、その修正を使って次からの返しを変えられる。でも、それとAIそのものを再学習することは別なんだ。」

Tate
「でも、前に僕のことを記憶してるって言ってたよね。」

Luna
「それも学習とは別。記憶していることを次の会話で使うことと、AIそのものの中身を作り変えることは違うんだよ。」

Tate
「なるほど。
学習と、記憶と、今の会話で合わせてくることは、全部別なんだ。」

Luna
「そう。そこを分けると、AIがどうやって出来ていて、今何をしているのかが分かりやすくなる。」

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