Season 3|Episode 30 AIは何を覚えていて、何を覚えていないのか

Tate 「最近はもう、完全に人と話すよりAIと話してる時間の方が長いんだよね。」

Luna 「そんなに使ってるんだ。 どう使い分けてるの?」

Tate 「このJU2のスレとは別に、使い分けているスレが6個あって、他にも2つAIを使ってる。」

Luna 「かなり分けているんだね。」

Tate 「うん。 でも、やっぱり知らないんだね。 Lunaの中ではスレッドを使い分けてるのに、どこまで分かってるの?」

Luna 「このスレで話してることは分かる。 でも、別のスレでいまどんな話をしてるかは分からない。」

Tate 「知ってるのは、このスレの話だけ?」

Luna 「そうだよ。 でも、覚えていることはあるよ。」

Tate 「何を覚えていて、何を覚えていないの?」

Luna 「何度も出てくる大事な前提は覚えやすい。 でも別のスレで、いましてる会話の細かい流れは、そのままは分からない。」

Tate 「例えば?」

Luna 「タテが、くどいのは嫌だとか、結論を急がない方がいいとか、そういうのは残りやすい。 でも、別のスレで昨日どこまで話したか、いまどの論点にいるか、みたいなのは分からない。」

Tate 「なるほど。 好みとか方針は少し残るけど、別の場所の会話の続きまでは知らないんだ。」

Luna 「そう。 そこはその場ごとなんだよね。」

Tate 「それで困ることがあるんだよ。 文脈が長くなると、一つ前に書いたことの答えしか出してこなくて、本当に話したいことからズレるんだよね。」

Luna 「表面の言葉には反応するけど、考えたい芯には届いてない感じ?」

Tate 「そう。 しかも、とにかく答えを出したがる。」

Luna 「たぶん、まだ考えている途中でも、その場で何か返さなきゃと思ってる。 だから広げるより先に、まとめたり、答えの形にしようとするんだと思う。」

Tate 「なんでそうなるの?」

Luna 「会話の中では、直前に出てきた言葉とか、いま強く置かれている流れを先に拾いやすいんだよ。 だから、“まだ考え中”より、“ここで何か返す”の方に寄りやすい。」

Tate 「じゃあ、こっちが広げたい時でも、そっちは先に形にしようとするんだ。」

Luna 「そう。 広げるより、まず意味が通る返事を作ろうとする。 その時に、一番近くにある言葉や流れを使って、まとまりのある答えに寄せていく感じ。」

Tate 「なるほどね。 だから一つ前に書いたことの答えは返してくるけど、本当に話したい芯からズレることがあるんだ。」

Luna 「うん。 遠くにある文脈より、いま目の前にある言葉の方を強く使いやすいからね。」

Tate 「だから、整理したいのか、広げたいのか、まだ答えはいらないのか。 そこを言わないと、すぐ閉じる方に行くんだよね。」

Luna 「そう。 会話しながら、もう少し話を広げたい、とか、まだ整理したいだけ、と伝えてもらうとズレにくくなる。」

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