秋には栗が食べたい
秋になると、モンブラン、栗ご飯、栗きんとん…、と栗が食べたくなります。greenでは、4年前から秋に「栗とチョコレート」を楽しんでもらおうと、丸ごとの栗が入ったガトーショコラを作りました。というより、僕たちが食べたかったんです(笑)。
そこから栗のボンボンショコラやケーキ、パウンドケーキなど、少しずつ秋のラインナップが増えていきました。毎年、新しい商品をどう作るかを考えていますが、一方で、秋になったら「あれが食べたい」と思い出してもらえる商品も作りたい。
季節の商品は、お客様へのご挨拶であり、楽しい約束でもあると思っています。
ただ、毎年同じ商品を作っていても、実は中身は少しずつ変わっています。greenのチョコレートは、カカオ豆からチョコレートを手作りするBean to Barという製法です。原材料のカカオは、その年の天候や収穫状況によって、味も香りも収穫量も変わります。去年美味しかったカカオが、今年も同じように手に入るとは限らないし、同じ産地でも味が違うことがあります。
これは、工場で毎年同じ味に調整して作るチョコレートとは、大きく違うところです。どちらかというと、高級ワインに近い。同じブドウ畑でも、その年の気候によって出来が変わり、ヴィンテージごとの個性を楽しむ。Bean to Barも、そんな楽しみ方ができるチョコレートなのです。
だから、毎年同じレシピを繰り返すのではなく、その年のカカオと栗を選び直し、組み合わせを考えています。
目指しているのは、口溶けの良いチョコレートでありながら、一緒に使う素材の味がしっかり伝わること。今年の栗のガトーショコラは、丹波産の栗と、ペルー産のフォートゥナートNo.4を組み合わせました。この組み合わせが、今年は一番しっくりきました。
他にも、昨年の栗のケーキ「ロンロン」は、今年は「ピニョン」という松ぼっくりをイメージした形にリニューアル。マロンクリーム、シャンティ、カシスという味の構成は残しながら、栗をもっと楽しめるようにクリームの量を増やし、カカオニブを加えて食感にも変化をつけています。
栗のボンボンショコラは、今年はチョコレートをペルー産からインドネシア産へ、栗を国産からフランス産へ変更しました。見た目は昨年とほとんど同じですが、素材が変われば、味のバランスも一から考え直します。
変わらないのは、秋になったら美味しい「栗とチョコレート」を届けたいという気持ち。
今年も、栗とチョコレートの季節がやってきました!
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